こんにちは。
キキです。
不倫をした有責配偶者の夫から調停を申し立てられた話を綴ります。今回は調停一回目についてです。
調停を申し立てられることはものすごく辛いことで、ましてや不倫をした有責の夫側から申し立てられるなんて、どうしたら良いのかわからなくなりますよね。私も不安すぎて胃液まで吐いていました。でも、実際に経験したら怖いものではありませんでした。
・終わってみたら、理解者が増えてよかったと感じた。
・ただ、証拠は大事。
調停を申し立てられて不安な気持ちでいらっしゃる方に、少しでも様子を知って頂くことで不安を和らげられればと思います。
\証拠があれば安心/
有責配偶者からの調停一回目
当日までの準備、服装などについては別の記事にまとめています。
今回は実際に当日家庭裁判所へ行ったところから綴っていこうと思います。
家庭裁判所へ行って受付をする
通知の用紙を確認して、家庭裁判所の指定された受付に行き名前を告げます。
家庭裁判所の受付は、市役所窓口とか大学の教務課みたいな感じといえばイメージが沸きやすいでしょうか。カウンターがあって、奥に事務の方の机が並んでいる感じです。
受付で番号札をいただきました。この後は名前ではなくこの番号で呼ばれることになります。プライバシー保護のためだと思いますが、銀行のような感じですね。その番号札を持って、指定された控室に行きます。
控室に移動
控室は行くたびに異なりましたが、ごく普通の部屋で、ベビーベッドと椅子が並んでいる部屋や、机と椅子のある会議室のような部屋などがありました。
なんとなく暗くて寒々しいところを想像していたのですが、そんなことはなかったです。特別なお部屋ではないので心配不要です。
調停をする組(夫婦)の申立側(夫)と相手側(妻)は控え室が別々です。なのでこの部屋で自分の相手方(夫)と顔を合わせることはありません。
ただ、別の夫婦の申立側か相手側とは同じお部屋になります。知らない方と少しお話して仲良くなりました。リラックスできてありがたかったです。
調停についての説明
しばらくすると調停員さんに呼ばれます。一回目の一番最初だけ、私も夫も同じ部屋に呼ばれ、調停員さん2人を合わせて、合計4名での対面となりました。
全員が対面したところで、これからの調停の説明を受けました。この時が調停員さんとの初めての顔合わせでもあります。
調停員さんも外からいらっしゃる方なので、『緊張しているのよ〜』とおっしゃっていました。私ももちろん緊張しっぱなしで所内の色んな人に頭を下げて歩いていましたが、調停員さんも同じ気持ちだったのかと少し安心しました。
調停の説明は、録音はしないでくださいというような事務的な注意事項が主だったように記憶しています。5分くらいの簡単なものでした。その後、それぞれ控室に戻ります。そこから一人ずつ呼ばれて話すようになります。
一回目夫のターン
説明のあと、双方の話を聞くターンが始まります。私は経験者に聞いていたのですが、実際に体験するまでは調停の流れがよく分かっていませんでした。図解すると上記のような感じです。
ちなみにこのお話をする部屋も控室と同じで、テーブルとパイプ椅子が並んでいるだけのミーティングルームのような感じでした。それぞれ雰囲気は違うと思いますが、ドラマに出てくる 判決!! とやるような部屋ではないので安心して下さい。
最初のターンは夫からでした。たぶん、申立て側から始まるのだと思います。
夫が調停員さん2人の前で話している間、私は控室で待ちます。だいたい20分くらいでした。これが長ーく感じる嫌な時間ですね。でも控室にいる人と少しお話していました。
一回目私のターン
夫の話が終わって控室に戻ると、今度は調停員さんが控室まで私を呼びに来て、調停員さん2人の前で私が話すターンになります。先に夫が主張していることがあるので、その内容を振ってくれる感じで始まりました。
奥さんは以前にご提出頂いた用紙に、ご主人が不倫していると書かれていますね。お話を聞かせて下さい。
私は用意してきたメモを見ながら、
・自分が不倫をされてきたこと
・暴力もひどいこと
・この調停に至るまでの経緯
をお話しました。途中過呼吸になってしまったのですが、
と優しく言ってくださいました。
私のターンもだいたい20分くらいで終わったと思います。
こうしてまた控室に戻ります。前日くらいから何も食べていないということもあって、結構クタクタでした。
二回目のターン
次の夫のターンは、調停員さんから私の主張が伝えられただろうと思います。夫はなんと答えたのでしょうね・・時間は短めだった気がしました。
嘘を作り上げて喋っているのですから、あまり主張することもないし、調停員さんも茶番に時間を割く暇はないのだと思います。比較的すぐにまた私のターンになりました。
だいたいこんな感じでした。まだまだ続くのかなと思っていたので、初回から『次回で不成立』の話を聞いたときにはちょっと拍子抜けでした。
そのあと、だいたい一ヶ月後くらいの同じ曜日の都合の良い日を聞かれて、調停員さんの都合も合わせて日程が決まると、その場で次回の日程が書かれた用紙をもらって解散になりました。
流れをまとめると
・受付をして控え室へ
・一回目のターン 夫の主張の間20分待って、呼ばれて20分喋って戻る
・二回目のターン 夫の主張の間5分待って、呼ばれて10分喋って戻る
・最後に次回の予定を決めて終了
トータル2時間弱くらいです。その中で私が話した時間が30分、夫の話した時間が25分くらいに感じました。
有責配偶者からの調停一回目|まとめ
調停を怖い怖いとばかり思っていましたが、終わってみたら怖さは消えました。
怖く思っていたのは、『有責配偶者の夫が勝手に調停を起こしたのに、夫の嘘がまかり通って私が悪者になるのだろうか。世の中ってこんなに理不尽なのか』という不安が大きかったからだと、今になって思います。
・これまで夫と一対一だったところに第三者が入って客観的にお話を聞いて下さり、かえってよかったような気さえした。
・自分が不倫をサレてどんな思いをしているか、どれほどひどいモラハラ、暴力を受けてきたかという話を初対面の人にするにはあっという間だった。
・嘘をつきに行く側にはそれなりに辛いと思うが、正しいことを主張する分には全然怖い場所ではない。
こんなところでしょうか。
しかし一つだけ怖かったのは・・
・不倫夫は複数人とうん百回不倫を繰り返してきたのに、(そしてそれを私の前ではペラペラ楽しそうに自白していたのに)、いざとなるとコロッと覆すのが怖い。
私に対してだけじゃなく、こんな場所でも平然と嘘をつくんだなぁということを見てしまい、この点に関しての恐怖は感じました。良し悪しは置いておいて、たぶん嘘をつかないタイプと、平然と嘘をつくタイプは考えていることが全然違うので、いつコロッと主張を変えるかわからないし、どういう嘘を主張して来るのかも未知数です。
なので証拠があれば、より安心して挑めます。もし証拠が全くなかったら、かろうじて保てていた私の心はもう粉々になっていたと思います。
\証拠が大切/
緊張して本当に逃げたかった調停ですがなんとか一回目が終わりました。
次回、二回目に続きます。