こんにちは
キキです。
不倫の証拠提出について別記事に書きましたが、その準備で最も辛かったことは録音データの文字起こしです。
どの証拠も見るのも辛い、探したくも触れたくもない。PDFデータにする作業だけでも苦しくて、心臓がバクバクして、こんなことをしなくてはいけないくらいなら消えてしまいたいと何度も思いました。
そんな中でも特に自分が夫に理不尽に怒鳴られている音声や、夫が女性との行為について語っている音声を文字起こしするのは筆舌に尽くしがたいものがありました。
こうして「辛い」という感情を表にするのに何年もかかるくらいの息苦しさで、作業中は絶食状態に陥りました。
でも不倫の証拠のひとつとして、こういった録音データを提出することになる方は多いかと思います。今回はこのことについて書いておきたいと思います。
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不倫の証拠・録音データの文字起こし
文字起こしデータの提出方法
文字起こしデータを含め、証拠書類の提出方法は弁護士さんによって異なりました。
※私は事件ごとに弁護士を変えて依頼しました。そのことについては別記事をご覧ください。
・とにかくすべてを紙媒体にしてダンボールに詰め、郵送で送る。
・録音データも文字にして打ち出し、紙で郵送。
・録音データ自体も、USBに入れて郵送。
・基本的に証拠はメール添付でOK
・郵送したものは最初の契約時書類以外一つもなし。
・しかし録音データに関しては文字起こし必須。
・音声データはメール添付。(ちなみにmp4をmp3に変換送付)
細々と提出する証拠書類について、最初から『全部紙で送って!』という弁護士も『印刷はこちらでするから大丈夫だよ!』という弁護士もいるけど、録音データは文字にして!というのは共通していました。
ほんの少しだけ夫から怒鳴られる日常が落ち着き、これから慰謝料請求をする時に録音データをもう一度自分で聞き直して自分で打ち出さないといけないわけです・・
私はたいていのことは『〇〇のために必要なんだから仕方ない』と割り切れる方ですが、これはかなり苦しかったです。どう取り掛かって良いか、どうやれば自分が取り掛かれるかがわからず、かなり時間がかかりました。
文字起こしの方法について
今考えると、自分でやる以外にもいくつか選択肢はあったと思います。
知人に依頼する
信頼できる知人に文字起こしをお願いする方法。兄弟くらいなら考えられる方もいると思います。ただ、親しいからこそ聞かれたくない、という気持ちもあり難しい方もまた多いかもしれません。
安全性で言うととても安心できますし、費用もお礼くらいでおさめられるかもしれません。
業者に依頼する
文字起こしの専門業者に依頼する選択肢です。
私は、自分が傷ついてきた過程を文字起こしし、もう一回思い出して傷つなかればいけないくらいなら、いくらかかったとしても外部に依頼したかったと今は思います。
外部依頼になるのでセキュリティ、個人情報などがやや心配にはなりますが、個人間委託などではなく、しっかり安心して任せられる専門業者に頼めば、この選択肢も良いと思います。
文字起こしのやり方を熟知した業者に頼めば、仕上がりのクオリティも素人がやるより遥かに高いはずです。
自分で文字起こしをする
そして3つ目の選択肢が自分でやることです。
私は今でこそこうして文字起こしをどうやってやるか、考える余裕が少しありますが、当時はそんな余裕さえなかったです。そのためすべて自分でやりました。
それと、やはり自分たちにしか聞き取れないであろう単語や言い回しも入っていたので、自分でやる方が良いような気がしました。しかし自分でやるにはあまりにも感情が切り離せず、こういうのは作業としてやってくれる他人がいると本当に助かるのに、と何度も感じました。
やるとなれば少しでもマシな環境を作るしかありません・・・
私がしてみたことは・・
- 心療内科の薬を飲んで取り掛かる
- 自分を保つため、他人の目のあるところでやる
- 文字起こしアプリを利用する
まずは、医療にも頼ること。気休めであっても心療内科の薬はあった方がよかったです。
それから人の目のあるところで作業をすること。
というのもこんなことを家の中で一人でやっていると、涙も過呼吸も止まらず、最悪な場合には最悪なことをしてしまいそうでした。人目のあるカフェに行って作業をすることで、泣きじゃくって過呼吸になることとや、最悪なことを考えることだけは避けられました。極限であってもなるべくマシな環境を作るのは大事です。
最後に、文字起こしアプリを併用してなるべく短時間で終わらせることもおすすめです。正直期待していなかったのですが、思ったよりは正確でした。これである程度文字起こしをして、それから私が修正して仕上げていくと少しは楽でした。
皆さんも頼れるものに頼って、なるべく負担なく乗り切ってもらえたら良いと思います。
不倫の証拠・録音データを提出
結局、A案件の方は音声データが膨大で、たくさんのデータのうち必要なところを抜粋して文字起こしをする形になりました。Wordで100枚くらいになりました。
B案件の方は、Aの文字起こしと重なるところもあり、そこまではいきませんでした。
提出したところB弁護士からは『すごい正確で・・すごい・・よくやったね・・』と大変驚かれました。正確だ、と言ってくれたということはちゃんと音源も聞いて文字も読んでくれたということで、ちょっと救われた気がしました。
そして実際この書類のおかげで慰謝料請求に動くことができました。
A案件の方のA弁護士の方は、他にも莫大な証拠書類を出したことと、この弁護士の性格もあって、『まぁ必要なところがあれば見るし聞くけど、たぶん飛ばし飛ばしだから』と最初から薄い反応でした。結局のところ絶対に聞いてないし見てもいないと思う・・。
けれど、それはこの弁護士のやり方であって、慰謝料請求には彼女の本領が発揮されしっかり高額を取ってくださったのでそれはそれでよかったと思っています。
まとめ
文字起こしはとにかく辛いです。
こういうのは自分でやるより、『私はあなたの辛さにとても共感できるけど、感情移入なしに作業は作業としてできるよ!』という他人に頼むか、業者に頼むのが一番だと思いました。
自分が傷ついた過去を掘り起こして文字にして、もう一回自分が傷つく必要なんてないはず。
何かの参考になれば幸いです。
\専門業者に頼むのも一案です/