調停

調停で弁護士は立てるべき?

こんにちは。

有責配偶者からの調停・・不安と緊張と怖さと・・複雑な気持ちで心が張り裂けそうになりますよね。そんな中であっても、調停に挑むにあたって弁護士を立てるべきかどうか、自分で考えなくてはいけません。

今回は調停に弁護士を立てるべきかどうかについて書いてみたいと思います。

キキ
キキ
結局、私は弁護士は立てませんでした。そして、立てなくて良かったと思っています。

調停で弁護士を立てるべきか

元々は弁護士を立てる予定だった

最初に私は弁護士を立てなかったとお話したのですが、最初から立てないと決めていたわけではありません。むしろ、立てようと思っていました。

ただ今思えば立てようと思っていた理由は特になく、『調停起こされた=弁護士』と思っていただけです。そこで不倫カウンセラーの先生にすぐに連絡をしました。

キキ
キキ
夫が調停を起こしてきました!弁護士さんを紹介してください!!

手が震え、呼吸も浅くなりながら、必死に連絡したのを覚えています。私はすぐに紹介してもらえると思っていました。でも、カウンセラーの先生は弁護士を立てることには消極的でした。

あなたは離婚を望んでいないんだよね?そして相手もまだ弁護士を立てていないんだよね?それなら、先にこっちが弁護士をつけると向こうもつけてきて、余計に収拾が付かなくなっちゃうよ。

これは予想外のアドバイスでした。

キキ
キキ
(なんで・・こんなに調停が怖いのに・・
どうせ私の立場なんて理解してもらってない・・)

とさえ思いました。
でも確かに、当時の夫は逆ギレ状態。2人の問題にそれぞれ弁護士がついてしまうと、おさまるものもどんどんおさまりがつかなくなっていくという先生のアドバイスは納得できるように思いました。

『相手が弁護士をつけていないなら』というのは大切なポイントです。もし有責配偶者の相手が先に弁護士をつけているとしたら、話は違ってくると思います。

弁護士を立てなかった

結局私は弁護士をつけずに調停に挑むことを選びました。
そして、調停はあっけなく不成立に終わったので、この判断は正しかったと今では思っています。調停がいかにすんなり終わったかについて、詳しい内容は別の記事にまとめていますのでそちらを参照してください。

調停一回目についてはこちら

調停に弁護士を立てなかったメリット

弁護士をつけないメリットなんてある?と当時は思っていましたが、後になって考えると弁護士を立てなかったメリットはたくさんあったと言えます。

・弁護士探しをしなくて良い
・お金がかからない
・自分の言葉で話せる
・夫を(今以上に)逆上させずに済む

弁護士探しをしなくて良い

のちに慰謝料請求の際に弁護士探しをしてわかったことですが、弁護士探しは『自宅から一番近い法律事務所に行けばいいや』という簡単なものではないです。自分のフィーリングに合う弁護士さんと巡り合えなければ、ただでさえ辛い状況の中で、弁護士の先生とのコミュニケーションにもストレスがかかる可能性があります。

それと、調停を起こす側は、起こそうかと考えてから実際に手続きをするまで少し時間の猶予がありますが、起こされる側にはあまり時間はありません。弁護士さんを吟味する時間はほとんどないです。
今思えば弁護士探しに走り回らなくて済んだのは大きなメリットでした。

お金がかからない

当たり前ではありますが、弁護士を立てなければお金もかかりません。

不倫ってサレると生活が変わってどんどん出費がかさみます。夫との娯楽費は減りますが、病院に通ったり不倫カウンセラーにお金を出したり・・本当に費用ばかりかさみました。

そして私は夫から経済的DVも受けていて、金銭的余裕もありませんでした。有責配偶者なのに逆ギレして調停を起こしてくるような夫は、たいてい経済的DVもセットになっていると思います。そんな中で弁護士をつけると、またお金がかかってしまいます。限られたお金の中でやりくりをするなら、不倫の証拠を取ることに使うのが最優先です。

自分の言葉で話せる

これものちに慰謝料請求で弁護士さんをつけてから実感したことですが、弁護士さんをつけると、自分の感情を弁護士さんに伝え、それを弁護士さんが弁護士さんなりに噛み砕いて相手方に伝えて下さいます。

だからこそ法的な面で不利になることが避けられたりするわけですが、調停はそもそも法的知識のない一般人に開かれた場です。調停員さんも、必ずしも法的に充分な知識がある方というわけではありません。

そのような場で弁護士の言葉で伝える必要があるかというと、私はないように思いました。むしろ法的なワードなんていらないので、自分の身に起きてきたことをきちんと自分の言葉で精一杯伝えることの方が大事に思いました。

ところでちょっと逆を考えてみたのですが・・

もし、自分が悪いのにそれを隠してうまいことを言いに行こうと策略してる有責配偶者側だったとしたら、プロが必要かもしれないです。

しかしそうではなく偽りのないことを言うだけなら、そこに代理人弁護士は必要ないのではないかな、という風に感じました。

夫を逆上させずに済む

結果的に弁護士を立てず、夫は逆上しなかったどころか、調停の場で嘘がバレて覇気を失っていました。もし私に弁護士がついていたら、夫もなんとか弁護士を探してきて弁護が始まったと想像します。

調停に弁護士を立てないデメリット

一方デメリットですが、私は調停に弁護士を立てなくてよかったと思っているので、デメリットが浮かんでいません。

強いて言えば、もし調停初回で相手が不意打ちで弁護士をつけて現れたとしたら、やはり圧倒されただろうとは思います。とはいえ、その時にはそれから弁護士を立てるかどうか考えれば良いことなので、そこまでデメリットにはならなかっただろうと思います。

夫は不意打ちで弁護士を立てて現れるほど頭を回していなかった・・それどころか不倫相手の家から調停に来ました・・(そしてそれをバッチリ探偵に撮られてました・・)

調停に弁護士をつけるかどうか悩まれている方へ

今回は調停で弁護士をつけなかった私の体験談でした。
状況は人それぞれではありますが、基本的に有責配偶者からの調停であれば不倫をされている、ということをこちらがきちんと調停員さんに伝えさえすればあっという間に終わることなので、弁護士さんは立てる必要がないように思います。

それよりも、きちんと不倫の事実を伝えて証明できるように、証拠の準備を進めるのが優先されることかと思います。

\証拠が大切/

 

参考になることがあれば幸いです。

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ABOUT ME
キキ
発覚しただけで5人の女性との不倫をサレました。それより辛かったのはモラハラと暴力。警察沙汰、海外在住者への慰謝料請求、有責夫からの調停、 シェルター、経済DV、たくさんの経験をしました。前向きになれないことが多いですが、強く美しくありたいと思っています。
2023-02-04