キキです。
今回は私がモラハラをされて読み漁った本のうち、役に立ったと思った本をご紹介したいと思います。
一連の体験で一番辛かったのは夫からのモラハラです。不倫をされたことは言うまでもなく辛いことですが、私の場合は不倫サレたという事実よりも、不倫に伴って始まった暴力・モラハラに心をつぶされました。
自分がされていることがモラハラであると気付いてからは、ネットで色々検索したりもしましたが、重みのある知識は本から得たことが多かったです。一冊ずつご紹介していきます。
モラハラおすすめ本 私がモラハラに苦しんで読んだ本
離れたくても離れられないあの人からの「攻撃」がなくなる本
著者:joeさん
刊行:2019年3月18日
おすすめポイント:
モラハラを受けながらも「その場でどう対処すればいいか」を具体的に解説
こんな人に:
別居や離婚を決断できないけれど、今すぐできる対策を知りたい方。
モラハラに関して、一番実践的で役に立った本がこちらです。joeさんは本当にすごい。子育て本も有名でご存知の方も多いと思いますが、モラハラをされているならまずjoeさんを知って欲しいです。
joeさんほどモラハラがどういうもので、どうして簡単に逃げられないのかよくわかっていると思える方はいないと思います。なんでそこまでわかるの?というくらい、モラハラされている側のことをよくわかっていらっしゃいます。。
モラハラはとにかく逃げろというアドバイスが多い中、この本は、とりあえず一緒にいる状況でどうすれば良いのか、実践的なことが書かれています。
joeさんの他の本もおすすめですが、まずはこの一冊かなと思います。読んでみて、実践できることからすぐに試してみてください。
カウンセラーが語るモラルハラスメント
著者:谷本惠美さん(晶文社)
刊行:2012年8月
おすすめポイント:
専門家の視点から「モラハラ被害者の心の動き」を詳解
真面目な被害者が共感できるケーススタディ多数
こんな人に:
モラハラとは何かを学びたい、専門的な解説を体系的に読みたい方。
被害者側の気持ちを的確に捉えて、モラハラについてとても専門家が丁寧に解説されている本です。
モラハラを受ける人って結構真面目です。真面目なので、モラハラについてのプロフェッショナルな解説を一度きちんと知りたい、という方も多いと思います。そんな方におすすめできる内容です。
モラハラ被害者の意識がどうなるかとか、モラハラの見えにくさが学べる本です。そしてモラハラ被害者なら『あー私も私も!』と思えることがたくさん書かれています。モラルハラスメントという言葉に出会ったばかりの人、勉強したい人、真面目な人におすすめです。
モラル・ハラスメント
著者:マリー・フランス・イルゴイエンヌさん/訳 高野優さん(紀伊國屋書店)
刊行:1999年12月
おすすめポイント:
モラハラを提唱した原典ともいえるロングセラー
人間関係の「見えない暴力」に名前を与えるキーパーソンの著作
こんな人に:
歴史的な視点からモラハラを学びたい、原点に触れたい方
こちらは病院でのカウンセリングの際に知った本です。モラハラを最初に提唱した著書で、刊行は1999年なので随分前ですが、それからロングセラーになっています。何事も原典に当たって学びたくなる方へはこちらがベスト。
しっかり読んだのは少し回復してからだったのですが、もっとモラハラの真っ只中にいる時に読んでおけば良かったと思う反面、真っ只中にいる時に読むには重かったかもという気もしています。本当は加害者にも読んで欲しい内容に思いました。
名前のなかった心の暴力に名前をつけて下さったなんてありがたすぎると思いました。実際に毎日被害に遭っている最中に読むには少し難しいかもしれませんので、少し余裕がある時に手に取られることをおすすめします。
「モラル・ハラスメント」のすべて
著者:本田りえさん/露木肇子さん(講談社)
刊行:2013年6月
おすすめポイント:
別居や法的手続きまで踏み込んだ、実践的ガイドライン
こんな人に:
具体的な行動計画(離婚準備や別居手続き)を知りたい方。
題名に偽りなし。もう『逃げよう』と思われている方にはおすすめできます。別居などに関しての法的な手続きまで詳細に書かれている、とても実践的な一冊です。
家庭モラル・ハラスメント
著者:熊谷早智子さん(講談社)
刊行:2008年5月21日
おすすめポイント:
新書サイズで手軽に読める
被害からの回復プロセスを率直に語る体験記
こんな人に:
まずはライトに読み進めたい、実体験を通じて共感したい方
さっと手に取れる新書が良いならこちらもおすすめです。モラハラを長年受けてきた妻が、耐えてきた内容とそこから逃れるまでの経緯が書かれています。めちゃくちゃ詰め込まれていて、開いた勢いでそのまま読み切ってしまいました。。この本の中に皆さんの夫もいるはずです。
おすすめモラハラ本まとめ
以上、私がおすすめできるモラハラ本です。
実際にひどいモラハラを受けてみると、簡単にモラハラという言葉を使って書かれている文章には嫌気がさしますが、これらの本は役立つ内容ばかりでしたし、読み進めながら改めて自分がされていることがモラハラであり、それが深刻なことであると認識できていったと思います。
モラハラは密室で起きることなので、客観視することが難しいです。
しかし本を読むことで、密室で起きていることを少しだけ別の視点から捉えられます。そしてそれが、自分を救う一歩になります。
たくさんは読めない、という方には一冊目にご紹介したjoeさんの本を強くおすすめします。
目からうろこ、なぜこの方はこんなにモラハラのことがわかるのだろうかと驚く内容ばかりです。
本を読んで知識をつけ、攻撃を受け続ける日を一秒でも早く変えていくことが、自分を今以上に傷つけないためにできることです。
買われる場合にはこれらの本が加害者側の目につかないように管理には十分気を気をつけてください。
参考になれば幸いです。
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