キキです。
浮気相手に慰謝料請求をしたいと思っても『住所がわからない!』という状況は多いと思います。年賀状も廃れた今の時代、友人同士でさえ住所って知らないことが多いですもんね。かろうじてお誕生日プレゼントを交換する相手なら知っている程度・・。
そんな世の中なので、浮気相手の住所なんて尚更、判明している状況の方がレアかもしれません。
と嘆いても仕方ないので、今回は住所のわからない浮気相手に対し、四苦八苦しながら慰謝料請求をした体験談をお伝えします。
結局、慰謝料請求はなんとかできたのですが、本当に大変でした。頂いた慰謝料とそのためにかかった費用を計算すると赤字になりました。
私はそれでも納得していますが、これから請求しようと思われている方は、メリットデメリット、費用などを天秤にかけて検討されてください。
住所がわからない浮気相手への慰謝料請求

住所がわからないと請求できない、は本当か
そもそも、本当に住所がわからないと慰謝料請求はできないのでしょうか。
私も最初は法的知識などゼロでしたが、住所がわからないと慰謝料請求できないという情報はネットで知りました。
住所どころか名前(苗字)も変わってる可能性があるんだけど・・
まずは何ヶ所か弁護士の無料相談に行ってみました。
(弁護士相談に行けば、『調べましょう』と言って下さると期待して・・)
『いやいやいやいや!わからんから来てるんですけど!』と何度思ったことでしょう。上記2ヶ所どころではなく、私は他にも3カ所ほど弁護士相談に行きました。
でも、私が期待したような『わからなくても慰謝料請求できる方法があります』とか『調べて請求しましょう』というお返事は頂けなかったなかったです。
やはり住所がわからないと慰謝料請求ができないというのは本当か・・と年単位で悩みました。
住所を調べてもらえないの?
なぜ弁護士さんは『浮気されたんだね。じゃぁその人の住所を調べよう!』と言ってくれなかったのでしょうか。正義の味方じゃないの?
住所を調べようとしてもらえなかった理由
- 証拠不足:
調査報告書がなく、「自白」や「レシート」だけを証拠として提示してもそれが本物ではない可能性を否定できず、リスクが高い。 - 案件の魅力度:少額の慰謝料請求では弁護士報酬に見合わず、事務所として受任を渋られる。
①今回の慰謝料請求相手に関しては、私は探偵の調査報告書を持っていませんでした。調査報告書があれば、弁護士さんもそれを見て『確かに不倫している』とわかりますから、確信を持って慰謝料請求のために動けます。
でもそういったものがないと、弁護士さんもリスクがあるので動けません。
※ただ、調査報告書があれば住所は判明していることが多いので、これは矛盾も含んでいるのですが。
②そしてもう一つ弁護士さんが受けてくれなかった理由として、弁護士の利益になる案件でないということも言えます。
慰謝料請求は調査報告書があるケースでさえ、相手が『やっていない』と言ってくることもある世界。今回のように調査報告書なしに慰謝料請求するケースは、仮に住所を調べて慰謝料をしたとしても大した慰謝料額にならないと考えられます。
そうなると、弁護士さんとしても利益が小さくリスクが大きめ。案件として魅力が低いということがありますね。弁護士さんも人間なので、会社にとってよりリスクが低く利益が大きい仕事を優先したいのは当然ですね。
住所がわからない浮気相手に慰謝料請求する方法を整理

住所がわからないと慰謝料請求できないと身をもって知った私。
ここで整理しておくと、この時点で私の頭の中にあった方法は3つです。
- 住所を(弁護士以外の方法で)なんとか調べる
- 住所がわからなくても請求してくれる弁護士さんを探す
- 住所がわからなくても請求してくれる弁護士さんがいないなら、自分で請求する!
- 諦める
④諦める、 これはいつでもできるので最終手段ですね。
③自分で請求する
住所がわからないわけですから、自分で請求すると言っても、どこか会えそうなところに突撃しに行くなどの方法になると思うのですが、一回でもアクションを起こせば相手に警戒されますし、あまり良い方法ではありません。
ということで、①と②を同時並行していきます。
探偵に住所調査を依頼する
お金がかかるので取りたい手段ではありませんでしたが、住所を調べるために探偵さんにお願いすることにしました。
メリット:
正確な住所を特定できる可能性がある
調査を断られることはない
※ただし、住所が必要な理由を説明し、その説明が事実であるとわかるものを提示
デメリット:
費用がかさむ
成功するかどうか、余計な心労がかさむ
失敗すると赤字リスクがある
私の場合は、浮気相手の勤務先はかろうじて目星がついていたので、そこから追ってもらいました。しかし2回と決めてお願いした調査結果は・・不発でした。
▶個人情報を含みますので、この件についてはnoteに詳しく記しております。
請求してくれる弁護士を探す
ここまでくると手段はやはり弁護士しかなく、もう諦めようという気持ちもありました。
しかし『弁護士さんの探し方の方法を変える』という案を思いつきました。
これまでは、
・不倫カウンセラーに紹介された弁護士
・探偵さんに紹介された弁護士
・ネット検索して、良さそうに感じた弁護士
・知人の知り合いの弁護士
・地域の無料弁護士相談
自分では色々試したつもりでしたが、詳細を話してから断られるというパターンを繰り返していました。
それなら、先に自分の悩みを公開する、そしてそれに対して連絡を下さった弁護士の先生に依頼したいと思ったのです。そこで、弁護士を直接探すのではなく、弁護士を紹介してくれるところに登録して、こちらの困りごとを提示しました。
メリット:返事を待つだけ
デメリット: 一件も返事がない可能性もある
そして私の悩みを読んでご連絡を下さった弁護士の先生が三名ほどいらっしゃいました!
その先生方と実際にお話をして、今回の件をお願いする先生を決めました。
その後は無事住所を突き止め慰謝料請求をすることができました。
▶どのように悩みを公開したのか、その後どのように慰謝料請求に進んでいったか、最終的な収支(赤字)の詳細についてはnoteに詳しくまとめています。
住所のわからない相手への慰謝料請求体験談
弁護士に相談してもダメ、住所を調べようと探偵に依頼しても失敗・・
しかし私は数々の試行錯誤の末、弁護士探しのアプローチを変えるという方法で受任してくださる先生に出会い、最終的に相手に慰謝料請求が出来ました。
もっと詳しい実体験(費用内訳や先生とのやり取り、心境の変遷など)は、Noteで公開しています
▶
住所がわからず諦める前に おすすめの行動フロー
①今ある証拠をまとめて、弁護士に相談してみる
②住所調査が出来るなら、住所調査も検討する
③弁護士の探し方のアプローチを変える
②はどうしても費用がかかるので、③アプローチを変える をおすすめします。
例えば 地域の弁護士、知人の紹介、弁護士紹介のプラットフォーム・・
これまで試したことがない方法があれば、試してみる価値はあります。
住所がわからない相手に浮気慰謝料請求した体験談(成功!)まとめ
住所がわからないと慰謝料請求をするのには本当に苦労しますが、泣き寝入りするのはまだ早いです。
・色々な弁護士の先生に当たって状況を説明してみる
・弁護士の先生の探し方を変えてみる
・探偵などで住所が調べられそうであればその方法を試す
これらの方法は試す価値があります。たとえ慰謝料として頂ける額が大きくはないにしても、慰謝料請求をしないままでいるより、した方が自分の中での区切りになる場合も多いと思います。
相手の住所がわからないから・・と諦めようとしていませんか?
自分のされたことに対して、このままでいいのか?
無理矢理あきらめようとされている方の一助になれば幸いです。
https://sarezuma.com/furin-counseling/
