キキです。
お世話になった弁護士の先生へお礼をすべきなのか?
どうやってするべきなのか?
悩みますよね。私は弁護士の先生へお礼をしたのですが、あまりそういった情報がなくて悩みました。
実際に私がお礼をどのようにしたか、何を贈ったか、添えたお手紙のことなどをお話ししたいと思います。
弁護士の先生へのお礼はすべき?何を贈る?

お礼はした方が良い?
弁護士の先生へお礼をするべきなのかどうか、悩みますよね。私は一つの事件が解決した時、ふと先生へお礼がしたいなと思いました。何人かの弁護士の先生にお世話になりましたが、このような感情になったのは初めてでした。
先生はお仕事でされているのでお礼は必須ではないですが、お礼したいという感情になったのならお礼はしても良いのではないかと思います。
それと、お礼をする感情になったのなら、ある程度その事件は納得できる解決に至った、ということかもしれません。私は他の事件では一切そんな感情になりませんでしたし、なんなら一刻も早く連絡を断ちたい、と思った弁護士の先生もいました笑
お礼したい気持ちは大切にして良いと思います。誕生日プレゼントを贈りたい相手なら贈るし、そうじゃないなら贈らない、というのと同じ感覚で良いのかなと思います。
お礼をする意義
“感覚”ではなく意義を考えたいという方もいらっしゃると思います。
お礼をする意義とはなんでしょうか
心理:自分の感情を整理し区切りをつけることで次のステップに進みやすくなる
礼儀:専門職に対して敬意を示し、信頼関係を維持する
お礼までを含めて“事件解決の区切り”と感じるなら、お礼をする方が良いと思います。
また、お礼をすることで、もしまた何か困った際には連絡を取りやすくなるということもあるかもしれません。
弁護士へのお礼のマナー
弁護士の先生は法の専門家として依頼を受け、その対価として報酬を得ています。
慣例として、高額ギフトは「利益供与」と誤解されかねないため避けるのが無難かと思われます。ある程度の距離感を保ち、業務外のお付き合いに踏み込みすぎない範囲で、お礼の心を示すのがマナーです。
「仕事への対価は報酬で払い、お礼はあくまで心付け」と心得るとよさそうです。
いつ・どのタイミングで「お礼」を考えるべきか
解決〜一週間程度:解決が見えたタイミングで、感謝の鮮度が落ちないうちに
節目に重ねて:たとえば顧問契約終了時、重要な期日通過後など、区切りの良いタイミング
遅れた場合:時間が経ってしまったら、「お詫びと感謝」をセットにしてより丁寧に
だいたい、事件解決から数週間くらいが良いのではないでしょうか。それ以上過ぎてしまうと、たくさんの案件を抱えていらっしゃる先生なら、『誰の何の事件だったかな・・』となりかねません。
私はというと、事件解決(慰謝料の振込とその確認等)後、二週間くらいのタイミングになりましたので、少し遅くなりました。自分の中での区切りをつけるまでに少し時間がかかったのと、お礼と一緒に直筆のお手紙を添えたかったため、遅くなりました。
私のケースの詳細についてはnoteで詳しく綴っています。
贈り物の選び方
大前提として、弁護士の先生はお礼などをもらうことには慣れているでしょうし、たぶん世の中のおいしいものも欲しいものも、ご自身でいくらでも手に入れられると思います。笑
ですので、お礼で大切なのはものが何であるかよりも気持ちです。
あまり大きな金額を出しすぎるのもどうかなという気がしますし、先生はご多忙なので、大きな事務所なら先生宛に送っても秘書さんやスタッフさんに分配されるかもしれませんね。
定番ギフト例
お菓子(和洋折衷、日持ち重視)
文房具
地域特産品
商品券・ギフトカード、デジタルギフトなどは便利ではありますが、受け取って下さらない先生もいるかもしれません・・お菓子類が無難かなと思います。
注意すべきNGギフト
高額すぎるもの
日持ちがしないもの
嗜好品
私は最も一般的と思われるお菓子の詰め合わせにしました。都会に進出していない地域の老舗和菓子店で季節のお菓子を選びました。先生がご出張などですぐに受け取れない可能性もあるので、日持ちするものが良いですね。
量について
先生が皆さんに配られる可能性も考えて、事務所で分けることもできるし、先生が持ち帰って家族で食べても良いくらいの分量のものにしました。そのあたりは先生のご都合で決めてもらえば良いと思ったので。(もういろんなものをもらいすぎていて食べきれないかもしれないですしね。)
お礼の相場感
3,000円から、高くても5,000円くらいが目安になるのかなと思います。それ以上に感謝を示したいという場合には渡し方やお手紙の内容などを工夫して、金額はあまり大きくしない方が良いのかなと思います。
ただ、事件の大きさやお世話になった程度はそれぞれだと思いますので、参考までにしてください。
熨斗について
熨斗は御礼の蝶結びにしました。弁護士に依頼する案件を抱えた身としては、いくら解決したからと言っても蝶結びという心境ではないのですが、かと言って結び切りでもないですしね。
ちなみにお歳暮の時期と重なってしまったのでそのことでも頭を悩めたのですが、
お歳暮:今年も一年お世話になりました 基本的には “繰り返される前提”
御礼:〇〇の件ではお世話になりました “繰り返されないもの”
ののようです。なので、当初の予定の通り御礼で送りました。
お礼に添える手紙について
お手紙かメールか
品物だけいきなり送るのもどうかと思い、お菓子を贈る際に手書きのお手紙を添えました。
そもそも、メールでやりとりしていたのでメールでお礼を書こうと思っていたのですが、書いていたら感情が溢れてきて、簡単には書ききれないし伝わらないと思い、メール画面をそっと閉じてお手紙の文面を考えました。
もちろんメールでお礼の文面をお送りしても失礼にはならないと思います。
贈り方&渡し方
宅配 vs. 直接手渡し
弁護士の先生からのお返事

お菓子が届いてすぐに先生から連絡が来ました。丁寧な書簡とお菓子をありがとう、という内容でした。やっぱりこの先生に依頼してよかったなぁと思えた瞬間でした。
お忙しい先生になかなか言うことのできなかった私の思いや、この事件を経て改めて“不倫”について考えてみてやっぱりよくわからないと思っているということ、先生のおかげで事件の相手といつかフラットな気持ちで話せるかもしれないということなどを伝えることができました。
何よりやっぱり、お礼をしたいと思えるほどの先生に出会えたことは不幸中の幸いでした。参考になれば幸いです。